ボディスラム・サーキット2002 C
WWE SUMMER SLAM
2002.8.25.NASSAU COLISEUM

キーワードは疫病神とエーコー?


AM7:10にオーランド空港発・・・ニューアーク空港までは3時間弱の空の旅や。
何の因果か?3人掛けのシートで俺とフミさんに挟まれたのはエロ・サムライ。
福島県でアマチュア・プロレス団体SEDを主謀する、筋金入りの重症患者や?
旗揚げ予定のメドも無いのに、300万円でリングを購入済らしい・・・イタ〜イ!



読書家でもあるエロ・サムライはプロレス関連の書物を読み漁っているらしく・・・
本から得た底の浅い知識で業界人のフミさんに討論を挑む恐れ知らずでもある。
まさに福島のドンキホーテか?・・・見事に返り討ちにあったのは言うまでもない。
またSEDの理念、方向性についても、フミさんや俺から意見されて意気消沈・・・
自分のペースで攻撃してる時はいいけど、意外と打たれ弱い性格みたいやね?
まさに福島の硝子のジョニ―か?・・・他人の意見を聞く耳だけは持っといてな!
(俺は聞く耳を持ち合わせてないけどね・・・俺はええけど、アンタはアカンよ)
アンタのおかげで機中の3時間が退屈せんで済んだわ・・・また討論しようね。

  

ハーリー&ドリー訪問も無事終了し、残すはNY近効でのWWE3連続観戦のみ。
真っ白に燃えつきて灰になってしまった俺は・・・3日間何をしたらええんやろか?
そんな俺の気持ちにお構いなく、BSCツアーは予定通りにニューアーク空港着。
「ここでもやっぱり喫煙所は表にしか無いんやろなぁ・・・フッ、自由の国か・・・」
完全に黄昏てしまっている白鳥翼・・・グッチのサングラスの向こうには一筋の涙が。

  

バスに乗り込み街並をボーッと眺める、高層ビル群より錆びれた建物が目を引く。
プロレスだけではなく建物までもが・・・メジャーよりは根っからのインディ好みか?
ツアー常連客曰く・・・橋本添乗員が同行する時はノートラブルで移動出来るとか。
2年前のNY行きの時は、そりゃあもう・・・いやいや、過ぎた事は何も語るまい・・・
ニューアーク空港からバスに揺られて1時間弱・・・NYはもう目の前まで来ている。

  

「おおっ、ここがNYか!2年間、夢にまで見たNY!MSGも目の前やんかいさ!
橋本添乗員さん、おおきに・・・アンタのおかげで無事NYに到着出来ましたわ!」

WWE観戦よりNYに来れた事の方が嬉しい(?)アメプロ冒険旅行参加の白鳥翼。
まあ数ある中には、こんなアスホール(下衆野郎)が居ってもええんじゃないの?
しかし!この後、有頂天になる白鳥翼を地獄の底にまで落とし込む出来事が・・・
愕然とするボディスラム・ファイトクラブ一行・・・一体、何が起こったと言うのか!

  

「私がビッグ・サプライズです!」そう言って姿を現せたのは・・・永崎添乗員。
WWE観戦のみ参加のBコース一行に添乗し、我々を待ち構えていたらしい。
ええ意味でのサプライズなら大歓迎やけど、悪い意味でのサプライズかい!
みんなの激しいブーイングを浴びながらも、決め台詞がウケた事に御満悦?
BSCでは、数々の足を引っ張って来たと言う実績を持つ恐ろしい男らしい?
永崎添乗員の実態を知らないBSC初参加者は呑気に記念撮影をしている。
「止めろ!危ないぞ!何か災いが降りかかって来たら、どないすんねん!」
南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・NYに除霊師つーのは居らんのかいや!

永崎添乗員の出現で・・・早速、災いが俺の身に降りかかって来てしまった。
突然、NYにまで飛来した災難・・・いや、サプライズ?に固まってしまった俺。
送迎バスにグッチのサングラスを忘れて、ホテルにチェックインしてしまった。
気付いてすぐに手配をして貰ったが、すでに失くなってしまっているらしい・・・
バスの運転手が横領したのか?近ツの陰謀かは判らないが、とんだ災難や。
「おいNY!よーく聞け、オラ!この街に一人、神がいる!ミスター永崎!」
誰かが蝶野ばりに叫んでいた・・・神は神でも、疫病神な訳なんやけどね・・・

  

チェックイン後は永崎"疫病神"添乗員の案内でTHE WORLDへと街中を散策。
"BSC旅のしおり"には大袈裟に書かれてあったけど、道案内しただけやね。
「ここがTHE WORLDです。後はどうぞ御勝手に、銭を使って楽しんで下さい。」
店内には所狭しとWWE新作グッズが並べられていた・・・んやろなぁ、きっと?

  

演歌?民謡?ポップス?フォーク(ベタでスマン)・・・いや、ロック様が勢揃い。
飛ぶような勢いでグッズが売れ、次々と$札がレジへと吸い込まれて行く・・・
ハーリーやドリー・・・それから、マーティがこれを見たら羨ましがるんやろなぁ。

  

THE WORLDの地下にあるレストランで、o-chan、T君@神戸在住とで昼食を取る。
コーヒーを注文すると、丼鉢の様な超特大カップに波々と注がれて「お〜待たぁ!」
柱に埋め込まれた無数のモニターからは・・・「ロック様の焼き加減を味わいな!」
NYステーキはボリューム満点、味加減もバッチリ、気になる価格もちょっと高め?
流石、世界のWWE・・・株式一部上場の優良企業ともなったら違うもんやね。

 

昼食後、トイザラスを物色しに行くという2人・・・ええ〜、トイザラスゥ?パス!
2年前、o-chanの「レア物や!」と言う口車に乗せられた苦い経験の有る俺。
俺にも学習能力つーもんが有るんやからね・・・今回は口車には乗らへんよ!
口車には乗らへんけど・・・パツ金のお姉ちゃんには乗ってみたい気もする・・・
2人に別れを告げて、街並を味わいながらアッチへフラフラ、コッチへフラフラ。

 

遠目にもプロレス・オタと一目で判る集団がカメラを構えている。
日本でも、ここアメリカでも・・・マニアのイタさ加減に国境は無い。
誰の出待ちをしてるんやろ?日本代表として出待ちに参加した。
「WOW!」アメリカのオタが咆哮し、独特のステップで歩き廻る。
なんぼアメプロ音痴の俺でも判るこの仕草・・・バディ・ランデルか?
2ショット狙いで近付こうとしたが・・・黒人のアンちゃんに睨まれた。
その隙にセキュリティに守られ、電光石化の早技でリムジンが発車。
ここは自由の国アメリカだんねん・・・思い通りにはなりまへんなぁ?
 

ホテルに戻ると集合時間が近いのか?ロビーに集まるBSC御一行。
(近いのか?って・・・アンタ、集合時間を知らんかったんかい!)
まあ、ええやんけ・・・結果としては、遅れんかった訳なんやから?
(アンタ、もし遅れてたらどうすんねん!みんなが迷惑すんで!)
まあ、ええやんけ・・・サマースラムを見逃した位で、小さい小さい。
(それが今回のツアーのメインなんだよ!みんなに謝れゴルァ)
見てみいや、こんなパンダマークのTシャツを着やがってからに・・・
アホやのぉネタに走ってんのか?・・・なんやo-chan、アンタかい!
(話をすり変えんなよ!この童貞自慰"アスホール"野郎が!)
ヤラレタッ・・・アメリカ・バージョンで来られたか?

 

これがサマースラム会場のナッソー・コロシアム・・・下水場みたい?
近くに建つこのビルは・・・昔、全日本のテレビ中継で映されてたような?
スターウォーズのテーマをバックに、海外遠征放送の予告編やったかな?
何処にでも有るようなビルやから勘違いかな?別にどーでもええ事やけど。

  

なんちゃって観戦者の白鳥翼・・・遂にナッソー・コロシアム館内に潜入。
もうそれだけで、お腹一杯!帰りのバスの時間は、まだなんですかぁ?

  

翳りが見えて来たと噂されるWWEやけど、本拠地だけに超満員に・・・
「エーコ!エーコ!」何や判らんけど、声を揃えて大合唱するアメリカ人。
「エーコ」ってどういう意味なんやろかな?レスラーの名前なんやろか?
後でo-chanに尋ねてみたら・・・「アスホール」と大合唱していたらしい。
俺の英語のヒヤリング能力なんて・・・所詮、そんなモンですわ・・・(ワラ

  

なんか超満員の会場内で俺一人だけが取り残されてる感じ・・・疎外感?
こんだけの人ゴミの中から、淡路さんを探し出すのも難しいやろになぁ・・・
ああ、そんな問題じゃ無かったよね・・・ここは自由の国アメリカやもんね。
退屈やから要注意人物D助でも観察しといたれ!観察シティなんちゃって?

  

もう耐えられへんわ・・・ここで体調調整の為、時間無制限の休憩を取る俺。
結局、一番落ち着くのは喫煙所?90分フルタイムの休憩を取ってしまった。

  

心身共に回復(?)し、席に戻ってみるとHBKの復帰戦が行われていた・・・
最近までHBKという言葉が何を意味するのかさえ判らんかったもんなぁ。
ショーン・マイケルズって・・・ミッドナイト・ロッカーズの片割れやった奴か?
場内が割れんばかりの声援を受けて、知らん間に出世してたんやね。
おめでとう・・・俺も声援を贈らせて貰うわ・・・「エーコー?」

 

やっぱり、都会のパツ金お姉ちゃんは垢抜けてんのぉ・・・
エルドンやオーランドのパツ金お姉ちゃんを間近で見た時には
パツ金って言うだけで、えらい別嬪さんに感じたモンやけど・・・
井の中の蛙大海を知らず・・・死ぬまで擦る猿のセンズリってか?

  

メインでロック様の王座に挑戦するのは、煉瓦?コンクリ?・・・ブロック職人?
ロック様は映画撮影の為、この試合を最後に長期欠場が決まっているらしい。
「光る女」にでも主演すんのかいな?幼稚園の学芸会ばりの棒読み台詞で・・・
業界の慣習通り、ベルトはリングを離れるロック様からブロック職人へと移動。
観客からはロック様に激しいブーイングが・・・決まった事にブーブー言うなよ。
何をしようがロック様の勝手でしょ!アメリカ人って、心が狭い人種なんやね?

  

「エーコー!」大ブーイングの中、多分決め台詞を言うてるんやろと思うで?
アメリカかぶれの日本でも「尻の穴!(直訳)」コールが響く日は来るのか?
ここはちょっと捻りを入れて「マン・ホール(アソコの穴:直訳?)」コールとか
「ティンコの裏筋」コールとか・・・日本流にアレンジして欲しいもんやけどね。

成り行きとは言え、俺がこの場に居る事自体が「エーコー」状態となるんかな?
会場にいながら、まともに観戦しないという贅沢な時間を過ごしてしまいました。
大入り満員、入りたくても入れなかったWWEファンの皆さん、どうもスミマセン。
言うてくれたらチケット譲ってあげたのに・・・プレミア価格$1000ポッキリで・・・
< 日本縦断風俗最前線 自由の国出張編NY24時 >
WWEサマースラムも無事終了し・・・夜の帳に包まれた、ここNYのとある場所で
極秘裏にもうひとつのハウスショーが行われるという情報をキャッチした取材班。
その怪しげなハウスショーに参加するという関係者はみな固く口を閉ざしている。
ホテルから2台のタクシーに分乗、運転手にメモを差し出すと無言で走り出した。
参加予定だったはずのI@埼玉在住の姿が見えない?「チッ、芋を引きやがって」
恐れをなして敵前逃亡してしまったのか?はたまた懐具合が寂しいのだろうか?
ドタキャン男の彼には明日から栄えある「チキン」の称号を与える事にするか・・・
ネオンきらめく会場に到着、N添乗員に案内され言われるままに$10を支払う。
軽快な音楽が大音響で流れる場内は暗く、しかも煙草の煙で霞んで視界が悪い。
会場中央には細長いステージ?・・・いや、ノーロープのリングが設置されている。
そのリングに次々と登場しては、取材班に艶かしい視線と熱い吐息を送り続ける
ストリ・・・いやいや、女子レスラー?希望者は彼女達と対戦する事も可能らしい。
チップを要求し、対戦を挑発・・・いや、要望して来る女子レスラー。(別途料金要)
狙うのは色ボケしたイエローモンキー達のポケットに隠された・・・ドルひとつか・・・

残念ながら今回のツアーを主催する某大手旅行代理店から圧力がかかった為・・・
これ以上、ハウスショー(参加者?)の実態を公表する事は不可能となってしまう。
ただひとつ言えるのは・・・余りにものおぞましい光景に驚愕した!と言う事実か?
ホテルへ帰るタクシーで、蒸気した顔に微笑みを浮かべて鼻の下を伸ばしている。
その表情が激しく辛い(?)闘いであった事を物語っていた・・・ん〜、GOOD JOB?

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