水上プロレス復興委員会 第一回会合
2003年1月15日・上野某もんじゃ焼き屋

掟破りのシュート連発!バンプが取れない?


暮も押し迫った2002年12月のとある日・・・俺の元に1通のメールが届いた。
そのメールの差出人は「水上プロレス復興委員会」? 新種のウイルスかい?
水上プロレスって、あの水上プロレスかい?一体、俺に何の用事があんねん?
数年前に周囲の好奇と蔑みの視線が飛び交う中で、旗上げ戦を強行開催(?)
恐いモノ見たさの観客を爆笑のズンドコに陥れたという伝説の水上プロレス。
そんな歴史と伝統のある由緒正しき、水上プロレスが復活しようと言うのか?
ウイルス駆除ソフトをインストゥールした後、恐いモノ見たさでメールを開封。
どうやら水上プロレス復興に向けての協力を、俺にあおいでいるみたいや・・・
書かれてある連絡先に、恐いモノ見たさも手伝って恐る恐る電話をしてみた。
「はい、もしもし○○です。」受話器の向こうからは若い男らしい軽快な声が・・・
「水上プロレス復興委員会さんですか?こちら白鳥翼と言う者なんですが。」
一般常識人が聞いたなら、この会話だけで石を投げつけられるかもしれない。

復興委員会による要領を得ない説明が続く・・・悪戯に時間だけが過ぎていく。
受話器の向こうに居るでこの男は、俺に何を伝えようとしているのであろうか?
DDTの大家健どころの話じゃない、天然系電波飛び捲り状態の説明に???
さらにはコチラの伝えたい事を、思いっきり噛み砕いて説明しても通じない・・・
伝わらないからイライラしてきて、段々荒い口調になれば黙り込んでしまう・・・
3歳児に説明してる方が、ナンボ楽な作業かもしれんわ?もう勘弁して下さい。
かれこれと、小1時間どころの話ではない・・・すでに1時間半は経過している。
「ええっい、電話じゃ埒が開かんわ!東京へ行くから一回、会おやないけ!」
こうして90分間続けられた、電波系アイアンマン・マッチは俺の完敗となった。
水上プロレス復興委員会恐るべし・・・やはり、恐いモノは見るべきではない!

 

年も明けた2002年1月15日午後7時20分・・・男が指定したJR上野駅に到着。
この7時20分の「20分」という中途半端な時間指定に、男の几帳面さが伺える。
電話による電波系アイアンマン・マッチで、散々な目に合わされていた俺は・・・
通訳として、また話の間をもたすという意味も込め、いちふじを同行させる事に。
指定場所である駅前のオモチャ屋前にて、寒風の吹き抜ける中を待つこと2分。
グレーのコートにサングラスという出で立ちで、何処からともなく男が現われた。
「とにかく、飯でも喰いながら話を聞きますわ!どっか美味しいとこありまっか?」
そう男に語り掛けると、いきなり電波を飛ばし(?)しどろもどろの説明が始まった。
危ない!危険だ!判ったよ、もう判ったから・・・とにかく、場所は俺が探すから。

東京に来て5日が過ぎようとしている・・・関西風の味が恋しくなっていた俺は
「お好み焼き」の看板発見!2人の同意も得ず・・・店内に押し込んで行った。
「お好み焼きでも、ええかな?」席に着いてから、2人の意見を聞く優しい俺?
俺は「お好み焼き」の王道とも言える「豚モダン」を注文してみたんやけど・・・
しかし関西と関東でココまで違うんかい!と言う程、温度差があるもんやね。
味は勿論の事ながらも、食べ方、細かいトコまで言うと「こて」の形状まで・・・
それと・・・なんやねん!この「もんじゃ焼き」たら言う奇奇怪怪な食べ物は?
見た目もグロテスクでエグイけど、滅茶苦茶もぐない(まずい)食べ物やね!
こりゃあ関西じゃ納豆と同じ位、絶対に受け入れられへん食べ物やと思うわ。
何時もながら、話が裏道・・・いや、横道にそれたみたいやね? 元に戻そう。



週刊白鳥翼用の写真撮影を、かたくなに拒否する水上プロレス復興委員会。
「プロのマスクマンとしては素顔や本名を公表する訳にはいかないんです!」
ロビンちゃんも真っ青!なんという勘違い・・・いや、深みのある言葉なんだ!
でもアンタの本名や素顔って・・・「週刊白鳥翼」を愛読してるようなイタオタは
ミンナ知ってると思うんですけど・・・流石、天然!進め電波少年系レスラー?
「それと、もうひとつだけ言っておきたいのは・・・試合内容についてですが。
プロレスの裏側というものを、あまりオハナシする訳にはいかないのです!」

多分・・・プロレスにはブックが存在するってえ事を言いたかったんやろなぁ?
俺達って、そんな事も知らずにプロレスを見てるって思われてる訳なんやね。
復興委員会さんよぉ・・・アンタって奴は純真無垢と言うか?超天然と言うか?
凄まじい電波攻撃やで、まさに掟破り?どうバンプを取ったらええもんやら・・・

世は正に本物指向の時代・・・プロレス界にも例外なく本物が求められている。
上記の会話以外にも、ここではとても紹介出来ない電波が飛び交っていた・・・
素晴らしい!もし俺に、こんな子供が居たらと思うと・・・背筋が寒くなって来た。
DDTの大家健が、電波を飛ばしてのキャラで大人気を博しているらしいが・・・
この男の脳内アンテナには火星や木星どころか?我々が想像すら出来ない程
何処か未知なる惑星・・・いや、異次元からの電波を受信出来るように思うよ。
大家健を遠く遥かに置き去って行ってしまう程に凄いで!格が違い過ぎるわ。
結して作られたキャラなんかではない!ガチや、間違いなくアンタは本物や!

 

「なんで知名度のあるグレート・カセギから、キラースに改名をしたの?」
「それはカセギと言うのが、とあるアニメのキャラにあるからなんですよ。
著作権の問題からトラブルを避ける意味もあり、改名する事にしました。」

「そんな大袈裟な問題じゃないように思うけど?誰かに注意された訳?」
「はい、実際に言われました・・・だから改名せざるを得なかったんです。」
「ふ〜ん、著作権ってえのも五月蝿いんやね。それで誰に言われたの?」
「はい、片山君です。」アンタ、キッパリとした口調で言い切ってるけども?
片山君って・・・アノ片山君か!またバンプを取る事が出来なかったわ。
通訳のいちふじ、出番やで!キッチリと図解入りで説明したってくれや。
おいおい、いちふじ・・・アンタ、何をマジで紙に書いて説明してんねん。
冗談やってば、ネタやで、ネタ・・・しっかりとバンプ取る奴があるかい!



こりゃ今回の東京遠征の中でも、国際プロレスと双璧のなんちゃって系やで!
いやぁ、素晴らしい時間を有難う!これだけでも東京へ来た甲斐があったわ。
怒ってないよ・・・全然、怒ってないって・・・怒ってないって言うてるやろがっ!
なんとか水上プロレス復活祭のアウトラインも煮詰まり、後は実行あるのみ!
いやいやながらも(?)快く(どっちやねん?)参戦の約束をしてくれたWOLF。
自宅まで迎えに行き、無理矢理にでもマイティを引っ張って来る手配も完了。
開催日は2〜3月の日曜日午後1時、場所は大阪ミナミのとある場所を予定?
YMBでのキャラは使わずに、全く新しいモノをお見せ出来る・・・と思うけど?
詳しい事が決定次第、当「プロレスの本屋さん」にて発表して行くつもりやで。
掲載されるかどうかは不明ながら、ニュース・スクランブルにもリリース予定!
もうすでに列車は、自分から止まれない程のスピードで動き出してしまった。
おまいら、当日になってのドタキャンやバックレだけはカマスんとちゃうで・・・
< 冴 夢 来 プ ロ レ ス 復活祭 >
水上プロレス復興に先駆けて、剛竜馬の冴夢来プロレスが新宿駅構内にて復活!
犯行時間・・・いや、試合開始時間頃、偶然にもJR新宿駅付近に居てたのになぁ!
事前に犯行予告・・・いやいや、告知がされてなかった為に見逃してしまったやん!
(俺は見逃してしまったけど、剛竜馬自身は見逃してもらえなかったみたいやね?)
何にしても昨年の金毘羅夏祭りから半年、復活オメデトウって言うべきなんかね?
22000円争奪1対3ハンディキャップマッチ(エスケープルール採用)
会社員1号/会社員2号/会社員3号(押さえ込み)剛竜馬

復帰戦は残念ながらも、黒星発進となってしまったみたいやけど・・・
今後の剛竜馬からは、一時たりとも目が離せないんじゃないかなぁ?
「青コーナーから前科一犯、八木宏容疑者の入場です!ショワッ!」

●TOP PAGE に戻る ●週刊白鳥翼 目次 に戻る


100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!