T.A.M.A. SLASH其の参
2003年1月18日・Z−ZONE永山

まさに王道ど真中!ファンタジーや?


  

TOKYO HARD-DAYS NIGHTも、いよいよ大詰めを迎えた1月18日・・・
某選手が出迎えてくれたリムジンで、T.A.M..A@Z-ZONE永山に向う。
永山って、神奈川県の手前辺りに位置すんのやろか?遠かったよね?
賃貸マンション2階部分に見える、ガラス張りのフロアが開催場所か!
普段は、アノ入江率いるKINGDAMの道場として使用されているらしい。
ムシャクシャする時は、隣接された別の道場破りに行っているとの噂?

 

以前はショットバーやったんかな?喫煙OKなのが俺的には嬉しい。
国際プロレス同様、大衆酒場的な丸椅子が2列に並べられてあった。
広さ的には全然、問題無いみたいやけど・・・ネックは天井の低さや。

  

置かれたリングは足の部分を全面カット(?)フロアから10cm程の高さや。
ほとんどクッションが利かへんやろ、受身を取るのも辛そうなリングやね。
4隅の鉄柱の上部を目で追うと・・・天井にガッチリとビス留めされていた。
トップロープと天井部分との距離の短さが俺の期待感を何気に揺るがす。
チープながらも照明設備と入場ゲートまでもも設置されていた、ワクワク!

 

これはアマチュア・マッチと思って見たら、ええんかいな?
空手着で登場して来た二人が蹴り合い、関節を取り合う。
至近距離で見てるのもあるんやろけど・・・新鮮でオモロかったわ。
まあプロでもアマでも、キッチリとした境界線があるモンじゃなし・・・
「俺はプロだ!」と言えば、その瞬間からプロとなる世界やもんなぁ。
まあ観客にとっては、オモロけりゃプロでもアマでもええ訳やけどね。
T.A.M.A.フリーファイト3分2R 仙仁蒼(2R1:16 アームロック)菅野敦志
  

アルティメット・デストロイヤーズ???その正体は・・・チョンバレや。
デンジャラス部分を覆い隠しても、この俺の目は誤魔化されへんよ!
対するのは寺尾新と、S−RUSHVたら言うネーミングのマスクマン。
次回大会ではS−RUSHWとか名乗って出て来んのやろな、きっと。

  

危なげない試合運びで、決勝戦に歩を進めたUデストロイヤーズ。
フィニッシュは2号がS−RUSHVに決めたコブラツイストだった。



デンジャー・ネタに抗議をする(?)2号・・・
週刊白鳥翼を、随時チェックしてるのか?
チャラリ〜ン!御愛読有難う御座います。
タッグ・トーナメント一回戦
アルティメット・デストロイヤー1号/○2号(11:24 毒蛇絞め)寺尾新/XS-RUSHV


  

T.A.M.A.版のバイオレンス・リベンジャーは、brack0462とタッグ結成。
0462・・・ってえのは何の略やねん?市外局番?シリアルナンバー?
マスクマン組に対するは、菅原伊織&大塚裕一の空手&総合コンビ。

  

シューティングにも挑戦した大塚裕一は総合スタイルで蹴り捲る。
プロレス流のタッグマッチには、慣れていないような様子だった?

  

空手着着用の菅原伊織は二瓶組所属?我道會舘つーのは空手道場?
イマイチ状況が把握出来ていない俺やけど・・・ここはひとつ穏便に・・・
タッグ・トーナメント一回戦
大塚裕一/○菅原伊織(11:41 体固め)brack0462/Xバイオレンス・リベンジャー

 

コールしようと立ち上がったものの、入場テーマ曲は流れず・・・
アドリブが利かない為、入場ゲートを見つめたまま立ちつくす。
素晴らしい感性を観客に垣間見せた、NEOの石田リングアナ。

  

キックボード(で正解か?)に乗って迷調子で登場して来た会場さん。
佐野興行では、観客を無視した自己陶酔ネタでタフネスぶりを発揮?
この日は何気に場の空気とネタが、見事に噛み合っていたような・・・
話は飛ぶけど、大昔にローラースルー・GO!GO!ってなかったっけ。

  

客層が違うのか?この日のパートナーが本家インベーダーだからか?
イジル相手がWOLFじゃなしに、美佐江ちゃんだからかは知らんけど
プチ・ドッカ〜ン!と来て、さらに調子に乗る会場さん&インベーダー。
初顔合わせのWOLFとは手が合わんかった・・・と見るのが正解か?

  

ツカミがウケたら、こっちのモノと飛ばし捲り・・・息切れだけが心配や。
4日前の大寒波が嘘のように、ポカポカ陽気が永山を包み込んでいた。

  

「いくぞぉ!」路上に飛び出したインベーダーと美佐江ちゃん、ノリノリか?
けど哀しいかな・・・路上乱闘に着いて来た観客数は僅か3人だけだった。
オマケに東京の郊外に位置した(多分?)永山という土地柄も災いしてか
路上を歩いている一般市民も皆無という、泣きっ面に蜂状態の路上乱闘。
こうしてヒッソリと秘めやかに行われたプロレス界の宝物の晴舞台でした。

 

ランバーソムデートもムエタイの試合では絶対見られないと言う
強烈かつド派手な飛び蹴り弾を、会場さんにお見舞いして行く。

  

最後は渾身の力を振り絞り、魂のラリアート連発を放った会場さんが・・・
己の右腕の痛みに耐え切れずに、無念の自己申告(?)ギブアップ宣言。
ツカミ良ければ、終り良し・・・最後の〆ネタまでウケにウケた会場さん。
おそらく心の中では、ニヤリと笑ってたんやないんかなぁ?良かったね。
ミックスドマッチ
○美佐江ちゃん/ランバーソムデートM16
(5:55 ギブアップ)
マスクド・インベーダー/Xギャングスター会場

  

続いてのタイトルマッチにも余勢をかって、チョッカイかける会場さん。
いやぁ、勢いがつくってえ事は、ホンマに恐ろしいモンなんでんなぁ?
けど・・・あんまり調子に乗り過ぎたなら、またコケてしまいまっせぇ?
招かざる客に困惑顔のブラック・インフェルノは・・・アノ選手が正体?

 

記念撮影にまで、チャッカリしゃしゃり出て来ては「ハイ、ポ〜ズ!」
試合で痛めた右腕を吊って、リアリティを持たしているのが笑える。

  

そんな会場さん&インベーダーを、うざく思いながらも闘うインフェルノ。
そんなインフェルノの心中も判らず、手を出す会場さん&インベーダー。
提供されるネタを優しく見守るかのように、傍観するだけのお客さん達。

  

会場さんの介入・自爆から、タナボタ式の勝利を物にしたGLが怒る。
「今日は格式と厳格を重んじた、由緒有るタイトルマッチなんだぞ!」
アンタ、そないにムキになってマジに怒らんでも・・・そんなんやったら
自爆したインフェルノを、押さえ込みに行かかったら良かったのにね?



不本意ながら防衛に成功した今日はGLのブシドー。
今回、アチコチで見てるような気がする・・・5変化か?
二日に一回は、アンタの試合を見てんねんなぁ、俺。
WMWインターナショナル・スーパーミドル級選手権試合
トウカイブシドーGL(8:57 体固め)ブラック・インフェルノ

  

カポエラのデモンストレーションを虚ろな目で眺めて酒を煽るジャッキー。
水拳 vs カポエラという、PRIDEでも実現しないであろう夢の対決やね?
これも10年先を走る企画ネタか?ネタ詰まりの新○本、真似すんなよ!

  

結してイロモノでは無いのを、存分にアピールしたカポエラ実演やった・・・
2000年・香港九龍半島で獲得したらしい「マスターオブ武術」という称号。
その称号を賭けて、ジャッキーとペドロが闘う友情対決という舞台設定や。

  

ペドロの切れ味抜群の足技を、マッタリとかわして行くジャッキー。
これこそが技術に裏打ちされた、遊び心と言えるんやないかな?
水拳とは、飲む程に強く・・・飲む程に・・・飲む・・・タマには吐く・・・

 

ガチでカポエラ教室を開催しているペドロは試合中にもチラシを配布。
その後ろでは、何故か?水拳コスを脱ぎ捨てるジャッキーの姿が・・・
変身したら強くなる設定なんやろか? もたつきながら脱ぐジャッキー。

  

素早い動きへと変貌したジャッキーは、右パンチ一発でペドロを倒す。
いやぁ素晴らしい、ブラボー!まさに手に汗握る名勝負やったような?
俺の波長とはピタリと合致や・・・俺的にはまさに王道ド真中を行った!
この対戦を見れただけでもWWSを蹴ってT.A.M.A.に来て良かったよ。

  

試合後またまた会場さん&インベーダーが乱入、ネタを四方八方フリ捲る?
目をかけていたペドロがジャッキー側に寝返ったとかで、どーたらこーたら。
「裏切り者は消す!」と言うのが、掟なんだそうだ? 虎の穴みたいやなぁ・・・
新たにランバーソムデートの勧誘成功、次回大会で対戦が実現するらしい。
ウケよが、スベろが、コケよが・・・観客無視で、今日も会場劇場は開演する。
マスター・オブ・武術選手権試合
[称号保持者]ジャッキー・リン(6:20 腕ひしぎ逆十字固め)ペドロ・タカイシ

  

昨年11月のEWP第3弾興行での因縁を引き摺った長瀬館長 vs 茂木戦。
そんな細かいネタを理解している観客が、この中に何人居てるんやろか?
7〜80人の僅かな目撃者と、当時の模様を伝え聞いた奇特(?)な人々・・・
だって○十万円も払ったのに、いまだに公式ビデオさえ届いてない訳やし。
デモテープが届いたものの・・・昼と夜のラベルが逆になっていたとの噂?

  

長瀬館長を相手にすると異常に燃える・・・と巷で噂される茂木正淑。
この日も拷問技の数々を繰り出して、館長虐めが延々と続けられた?

  

場外戦でイタブリ、関節技で骨をきしませ、脇の匂いまでも嗅いでみせた。
長瀬館長・・・試合前にはエチケットとして香水ふるのを忘れてまへんか?

  

9割方はセールに廻る館長だったが、タマには攻撃もしたりなんかして?
マウント・パンチから、夜尿症・・・いや、魔性のスリーパーが茂木を襲う。

 

天井が低い会場ながらも、コーナーから見事に飛んでみせた茂木。
「今日はキャット・ファイトじゃなく、茂木さんを見に来たんですよ!」

  

十八番のちゃぶ台攻撃も、数々のバリエーションを見せてくれた茂木。
これこそ、まさにファンタジー・ファイトと呼ぶべきではないのだろうか!
「今日はキャット・ファイトじゃなく、ちゃぶ台を見に来たんですよ!」
この見事なまでに木目を活かし磨き上げられた色艶・・・まさに絶品!
おいおい、俺は骨董品屋かい!自分で言いながらも、照れてしまうわ。

  

なんてえ馬鹿な事を言うたりなんかしてます間に・・・今度は噺家かい!
「おう八っつぁん、よう来たな!まあ、ここへお座り。」誰か止めてくれや。
試合は佳境に、長瀬館長ピ〜ンチ!虎の子タイトルを失ってしまうのか?

  

一瞬の隙を突いて、さあ、ここから反撃に移ろうとした長瀬館長だったが
白いけれどもブラック・インフェルノ・・・やったかなぁ?が乱入して来た。
茂木と二人がかりで館長を襲って「これしかない!」と言う反則決着に。
一昔前と違って、今やインディ界で不透明決着は許容範囲となっている。
ここら辺りは、やる側にとっては有り難い傾向やね?イージー・ブックや。

  

「メジャーに負けじと俺達インディーズだって、一生懸命頑張っているんだ!」
長瀬館長の魂の叫びが館内にこだまする・・・昔の大仁田みたいなもんか?
「そうだ!ミミズだって、蛙だって、アメンボだって、ミンナ生きてるんだぞ!」
胸を打った観客達が手に手を取り合って合唱しだしたら、どないすんねん!
やっぱり、その合唱の輪の中に入らん事には・・・浮いてしまうんやろなぁ?
WMWミドル級選手権試合
長瀬館長(9:48 反則勝ち)茂木正淑

  

メインはタッグ・トーナメントの決勝戦・・・不覚にも忘れてしまってました。
さっきの長瀬館長の試合が終ると、帰り支度を始めかけてしまったよ・・・

  

格闘家(空手・我道會舘)にプロレスをさせる=ファンタジー・ファイト。
やっぱり、武藤の10年先を走ってるとしか思われへんのですけど・・・

  

いやぁ、なんやかや言うたかて・・・見せるトコはキッチリと見せまんなあ。
業師・渡・・・いや、2号の華麗なるプロレスリング・テクニックが炸裂した。
渡・・・いや、2号のような人材流出がS○Pには一番の痛手やったのかも。

  

最後は大塚のイサム・ロックとやらが1号を仕留めた・・・スタミナ切れか?

  

激しい舌戦を繰り広げる2号と大塚&菅原・・・再戦の時はあるんやろか?
つーかアルティメット・デストロイヤーズって、使い捨てキャラじゃないの?
タッグ・トーナメント決勝戦
○大塚裕一/菅原伊織(14:35 イサムロック)Xアルティメット・デストロイヤー1号/2号


  

いやぁ、ホンマに来て良かったわ・・・マジに王道ど真中やったもんなぁ!
見事に俺の五感を十二分に刺激して、ピタリとハマってしまいましたわ!
継続する事に意義が有る!長瀬館長の言葉通り、続けて欲しいもんや!
わざわざ見に来る事は無いやろけど、日程が合えば来てしまうかなぁ・・・
 

特に俺の五感に対し、魂の叫びをぶち込んで来た両選手。
ペドロ・タカイシ(カポエラ)&ジャッキー・リン(水拳)と・・・
いいなぁ・・・日本は、まだ広い?隠れた強豪をハケ〜ン!

 

心配性と噂される長瀬館長・・・「胃が痛い」はガチネタ?
何故か?会場で後藤一派の2号・・・いや、渡辺を発見!
「デンジャー・ネタを、いつも見てるんですよ。」とチクリ!
そんなん言うたら、俺も胃が痛くなって来たような気が?



「プロレス界の宝物」は、「お尻兄弟Tシャツ」の販売に精を出す。
「これを買わなきゃ、俺達の友情は今日でジ・エンドだからなぁ!」
素晴らしい友情物語やね?これを世間では押し売りと言うらしい。
「俺なんか14日の佐野興行の時には・・・3枚程、買うたんやで!」
素晴らしいアシストやったね?これを世間では共犯と言うらしい?

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