プロフェッショナル・レスリングYMBプロモーション
3周年記念興行〜AUTUMN BATTLE`02〜 A
2002年9月30日・奈良ACTセンター

ISOKAWA WRESTLING CLUB
菖蒲池ライト・ヘビー王者誕生!


  

セミで行われたのは氷牙 vs グリーン・ボーイのシングル戦・・・
と言っても氷牙とは・・・JET嶋村改め・Z芝浦改め・氷牙の事で
マスクを脱いだグリーン・ボーイの正体は山本康二であった・・・
つまり二人は最初から4試合、全てに出っ放しだった訳である。
これで54000円の中から、いくらのギャラを貰うというんやろか?

  

こちらも、いつものように激しく熱いバトルで超満員18人の観衆を魅了する。
会場使用料を天引きし、5等分したとしても1万円に満たないというのに・・・
パンチ一発150円、キック一発200円・・・出来高払いとなているんやろか?

  

「椅子を踏み台にしての飛び蹴りは特別割増がついて500円だぁ!」
そう心の中で叫びながら、山本康二は氷牙を蹴り続けたらしい・・・
電卓を叩きながら、二人の激闘を見守るのはYMB代表のWOLF。
「もう、いい加減に終ってくれ!大幅に予算オーバーだぁ!」
ほっといたら朝まで闘い続けそうな二人に、悲鳴をあげるWOLF。

  

グロッキー状態の氷牙・・・そりゃあ、連続で4試合目になるんやもんなぁ。
これもマッチメーカーWOLFが予算を抑える為、陰で糸引く陰謀なのか?
最後は山本康二のタイガー・ドライバーがシート上で決まり氷牙を降した。

  

「私事ですが、今日で山本康二はYMBを卒業する事になりました・・・」
唐突に発表された山本康二のYMB撤退?破棄?・・・いや、卒業宣言。
他に出る事はあっても、もうACTセンターに出る事は二度と無いらしい?
格闘家としての良心に目覚めたのか?マイティの事が嫌いになったのか?
YMBの良心とまで謳われた、山本康二 vs 氷牙が奏でる名勝負数え歌。
我々がそのハーモニーを聞ける時が、訪れる日はやって来るのだろうか?
30/1 グリーンボーイ(9:16 エビ固め)氷牙(Z芝浦改め)
以外と早く聞ける日が、やって来そうな気もするんですけどね・・・
業界のシガラミって奴で・・・アッ、アッ、アッ、アポ〜ン!ケーフェイ。
  

「ここでリング調整の為、いそかわ分の休憩です。アポ〜ン!」
守屋と船崎も借り出されて、休憩中に総出でリング調整をする。
調整と言うよりは・・・振り出しに戻る!と言う気がしないでもない。

  

WOLFが過剰な反応を示す(?)窓に張り巡らされた新聞紙も無事修復。
新聞紙に対して、何か子供の頃にでも辛いトラウマが有るんやろうか?
こちらはトラウマではなく、ウマシカが有るらしいマイティ・・・馬鹿ってか。
大熱戦で音響装置(いわゆる世間で言うところのラジカセ)にも不備が。

  

メインのYMB史上初となるタイトルマッチを見届けんとする山本康二と氷牙。
本部席には燦然と輝く純金のトロフィーも用意され、緊張感が高まって行く?
寄る年波には勝てず、お茶を飲み干すマイティ・・・って、アンタ幾つやねん?
アンタみたいなタイプの人間って、年齢不詳つーか?マジで判り難いよなぁ。

  

JP2000の守屋&船崎が挨拶を・・・船崎クンは寝起きだったような?
YMBと微妙にリンクする(?)JP2000・EPSODE1〜復活の兆し〜
11月4日(祝)午後1時より、羽曳野コロセアムにて開催されるらしい。
YMBとのリンクを拒否するSGP・SOS地球危機一髪!!浪花炎上
11月4日(祝)午後5時より、デルフィンアリーナにて開催されるらしい。
当日はWヘッダーでの観戦も十分可能らしい・・・(しつこいってか?)

  

「ド、ド、ド・・・ドはドーナツのド?」小ネタを交えながらドモリ気味のマイティ。
必死で喋ろうとするも音響装置不備の為?その美声が響き渡る事は無い。
必死で修復作業に精を出すWOLF・・・タイトル戦が控えてるというのに・・・
そらアンさん・・・なんぼラジカセや言うても、コンセント差さな鳴りまへんわ?
これを天然でやってしまうところがYMBの凄さつーのか?馬鹿さつーのか。

  

「レ、レ、レ・・・レはレモンのレ?」一回ウケたからって、もうええっちゅうねん。
狙った小ネタはスベリ捲り?やっぱりYMBは素のまま・・・天然が一番やで。
「もしこれが全部、計算してやってるんだったら・・・片山って凄い奴かも?」
船崎クンが呟いた・・・心配御無用、YMBに緻密な計算は出来まへんわ。
足し算、引き算留まりで、掛算、割算が入ったら・・・ちょっと苦しいかな?

 

いつものドタバタ劇も一段落し、マーク・バルデスが入場。
噂によると阪神の外人選手がモデルとなっているらしい?
お生憎様、俺はプロ野球の事なんかは全然判らんねん・・・
江夏ー田淵のバッテリー時代で俺の記憶は止ってもてんで。

  

続いてWOLF登場、裁くレフェリーは勿論我等がGO!・・・いや、ザ・マイティ。
「ゴ〜ング!」マイティが大きく手を振り降し、YMB初のタイトル戦が始まった。

  

と、思いきや・・・「タイトル戦なんだから、やっぱり記念撮影をやらなきゃあ。」
観客の猛烈な抗議を受け試合中断・・・ベルトを挟んでの記念撮影となった?
「国家吹奏もやれ〜!」図に乗って、さらにエスカレートした要求をする観客。
観客の次なる要求を無視するかのように?「ゴ〜ング!」 マイティが叫んだ。
この要求は準備不足の為に完全抹消・・・却下されてしまったみたいやね?

  

未体験ゾーンに足を踏み入れてしまった守屋は、やっぱり「アポ〜ン!」
何時でも、何処でも、マイペースの船崎クンは、やっぱり「ZU・ZU・ZU」

  

メガホン二刀流を見せたバルデス・・・今時、子供でもそんな事せえへんで。
また、その二刀流にやられてみせたWOLF・・・付き合いのええ奴やな・・・
プロレスってえのは、お互いの信頼の上に成り立っている見せ物なんやね。

  

試合中なのにレフェリングをほったらかして、ロープの弛みを直すマイティ。
「レフェリングより・・・ロープ・・・ロープ・・・」WOLFに指示でもされたんか?
アキレス腱固めで、もがき苦しむWOLFはマイティのタイツを掴みずらす?
はぁぁ・・・・っ・・・今時の幼稚園児でも、そんな事は・・・やってんのやろか?

  

前回同様、路上に行くフリだけはしっかりと観客にアピール?
これまた前回同様、ドアの前で立ちはざかるのはマイティ・・・
あっさりと引き下がったWOLF・・・一捻りしたネタは無いの?

 

シート上で、ちょろっと試合らしきものを見せてはいたが・・・
「ちょっとだけでも表に出なきゃ、間が持たないんだよぉ!」
ショッパさをカバーする為には、路上乱闘が必要不可欠なようや。
自分自身を良く判ってると言うか?勘違いしていないトコロが好感度UP?
背伸びなどする事なく身の丈のまま、等身大のYMBをさらけ出している。
己を過大評価する勘違い者が多い業界で、唯一の良心と言えるのでは?

  

褒められてんだか?貶されてんだか?小馬鹿にされてんだか?
相も変わらず、YMBのマタ〜リ小劇場は演じ続けられて行く・・・
だから同じ事をせんと・・・捻りを加えてくれ!って言ってんでしょ。

  

「1000円だぁ!誰か買わないかぁ!」究極のマンネリズムが始まった!
手っ取り早く売る為には、影のオーナー中西クンに声を掛けるのが一番。
頑として首を縦に振らない中西クン・・・NO!と言える奈良県人なんやね。

  

編集部取材班が独自のルートで仕入れた情報によると
大会開催の数日前、大将が中西クン宅に電話を入れ
「今度のオークションは僕に権利を譲って下さいよ。」
しっかりと念押し・・・根回しが成されていたらしい。
念願が叶い、レア物グッズ(?)を競り落とした大将。
便所はこの奥やから、一発抜いてスッキリしてや?

 

便所に向おうとした大将から(おいおい、マジで抜きに行くんか?)
虎の子のBEST FRIENDを強奪し、マイティに手渡したWOLF。
一応嫌がる素振りは見せたものの、しっかりとキープして直し込む。
そんなん使って、ママに見つかったなら大目玉を喰ろうてしまうで?

  

再び戦場は観客席に移動、新聞紙を気遣うマイティの姿が笑える?
動かざること山の如し?周りの喧騒を無視するかのように眠る船崎。



遂に山が動いた!安眠を妨げられた船崎がバルデスに頭突き一閃。
これでYMBとJP2000の遺恨勃発!全面対抗戦へ発展するのか?
「東京ドームを押さえろ!」新平成の仕掛け人の役は誰がすんねん?
GO!岩切(マイティ) vs ZUNZUNの名勝負数え歌は決定事項として
TOM vs 船崎、WOLF vs 守屋の3大頂上決戦が決定・・・するのか?
もし実現したら、羽曳野に観客が10人程度増量する事は間違い無い。

  

「またチャリンコかよぉ・・・ちょっとだけ表へ行こうよ・・・ねぇ・・・」
観客にマンネリズムを指摘されるも、聞こえないフリをするWOLF。
ならばとホワイトボードや看板を持ち出して来るも客の反応は鈍し?

  

フェイスクラッシャーや洗面器攻撃でバルデスを攻め立てるWOLF。
その横では股間を押さえてうずくまる、ジョー樋口状態のマイティが。
アクシデント発生?それともBEST FRIENDを使用してしまったのか?
俺は多分、後者やと思う・・・一回覚えたら死ぬまで擦る猿のセンズリ。
禁断の果実の味を覚えてしまったマイティ・・・ママに言い付けんで!

  

マイティが悶絶・・・いや、快楽の余韻に浸っている隙に表に出たWOLF。
と言っても、路上に出るでもなく、軒先で申し訳程度に暴れただけやけど。

 

「さあさあ、家主に見つかんないうちに戻って、戻って・・・」
アンタ、最近ちょっと保身に走ってしもてるんじゃあないの?
レスラーは本番で背伸びしてこそ本領が発揮されんねんで。
なんかさっき言うてた事と全然違うような気がせんでもない?
渋々と室内に戻る観客達、いそかわや菖蒲池駅が懐かしい。

  

これは意外な・・・バルデスによるオークション・タイムが開催された。
「1000円!」の声に「500円なら買う!」と観客が値切りにかける。
値下げして良いのやら、悪いのやら、マイティの顔色を伺うバルデス。
マイティがOKサインを出して、商品は無事に500円にて落札された。

  

一連のヤリトリから、金銭の決済権は全てマイティにある事が発覚した?
天然のフリをして、実はYMB影の金庫番として暗躍しているのだろうか?
裏に廻ればWOLFもTOMもマイティに操られているだけだったりして・・・

 

イキナリ、新ネタと言うか?ただのキャッチボールを始める。
ちょっとウケたからって・・・次はベッカムをもじってサッカーなんかすんなよ。
キッチリと釘を刺しておかんと、マジでやりかねないから困ったもんである・・・

  

手持ち無沙汰なバルデスが打席に入って「馬鹿!マジで打つな!」
室内を飛び跳ねるボール・・・客が怪我でもしたらどないすんねん?
こいつ等に「こうしたら、こうなってしまう、だからしてはいけない・・・」
そんな単純な物事を考えられる思考回路つーのは無いんかいや!

  

有刺鉄線バットで締上げられ「そこの人・・・助けてくれ・・・」
何回も言うけど、別にアンタを助ける義理も恩も無いしなぁ。
WOLFのパイルドライバー on the 洗面器が脳天に炸裂!
フロアに打ち付けられるよりは、この方がずっと安全やろ?

  

シャチホコ固めで見事IWC世界ライト・ヘビー初代王者に就いたWOLF。
激闘(?)を見終えた守屋の表情は明らかに呆れ顔?「あぽ〜ん!」
守屋さん、いつもの事やから気にせんと超マタ〜リとしといてね。

  

「どうだマイティ!次回大会で、このベルトに挑戦して来るか?おうっ!」
アンタ、マイティ相手に強がってどないすんねん・・・影の金庫番やのに。
ベルトは巻きたいけど、虐められるの御免だよ・・・複雑な表情のマイティ。
もしマイティがベルトを獲ったら?やっぱり、マイティ巻きをすんのかねぇ?

  

「ド、ド、ド・・・レ、ミ、ファ、ソ〜は青い空ぁぁぁ・・・ラはラッパのラ・・・」
やっぱり最後は意味不明・摩訶不思議なマイティ節で締め括られた。
ドレミの歌が歌えるのは良く判ったから、次は[九九]に挑戦してな?
IWC世界ライト・ヘビー級王座決定戦=時間無制限/1
WOLF(23:05 シャチホコ固め)マーク・バルデス


  

この日でYMBを卒業して行く(マジ?)山本康二を交えて記念撮影大会。
その横では一人寂しく、後片付けに動き廻るマイティの姿が・・・えらいぞ!
流石、年長さん・・・って、この歳になってまでパシリにされてんじゃねえや!

  

一応、日本語が喋れないキャラのミイランは筆舌で何かを伝えようとする。
日本語を喋る事は出来ないが・・・日本語の読み書きは出来るみたいや?
記念撮影時、必死で背伸びしているのを見て、何か物悲しくなって来た俺。
ミイランの顔を立てて、膝を曲げてやったら嬉しそうに胸を張っていた・・・
その横では一人寂しく、黙々と床掃除をするマイティの姿が・・・えらいぞ!
家に帰ったら、ちゃんと今日あった事をママに報告して褒めて貰おうね?

  

いつものように次回大会の日程調整を常連客と相談するWOLF。
YMBとはイタイ常連客の善意の上に成り立っている団体である。
ACTセンターでは12月か、遅くとも来年の1月には興行を予定・・・
11月3日(日)には未定ながらも、初の愛知県(知立)進出が予定
されていたらしいが・・・連絡が無いから流れたんやろなぁ、きっと。
どうでもええけど、ちょっとは手伝うたれよ・・・涙目になってんで?

マイティのアスホールの匂いを嗅ぎながら@に戻る

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